2012年12月21日金曜日

【45】祝祭日はいつ?

レア盤(そこまででもないですけど・・)ばかりの紹介になってもそれはそれでなんかレコードじまんみたいでつまらないので、レア盤ではないどこにでもありそうなシングルを紹介してみます。



JOE SIMON / WHEN





これはいい曲。ちっともレアじゃないし、簡単に安く手に入るウレシ盤です!

レーベルのSOUND STAGE 7は、ナッシュビルが拠点のレーベルで、日本のソウルファンにはなじみの深いレーベル。つまり、日本のソウルファンに根強い人気のサザン・ディープソウル系のシンガーで、このレーベルに作品を残している人が多いのです。Lattimore BrownやSam Baker、Roscoe Robinsonなんかがシングルを残しています。ここら辺のマイナー(今ではスタンダードになってるかもしれませんが)なディープソウルのシンガーにいちはやくスポットを当て、リイシューを行っていた一番の先進国が日本であり、P-VINEやVIVIDなどのレーベルだったのですが、最近は英国のKENTがそこらへんは一番盛んですね。
ノーザンソウル的には、やはり大クラシックであるLittle Richieの "Just Another Heartache" やみんな大好き Ann Sexton "You've Been Gone Too Long" などもこのレーベルからのリリースです。どちらの曲もサザン的なノリが色濃くありつつ、ノーザンソウルやフリーソウルでも人気なのだから(まあノーザンソウルってそういうもんですが)、このSOUND STAGE 7というレーベルはとても興味深いレーベルだと思います。

JOE SIMONは、SOUND STAGE 7で当時最もヒットを飛ばしたシンガー。このレーベルでは珍しくLPもリリースされています。人気だけでなく実力もお墨付き、あのOtis Reddingが亡くなった際に遺族に請われて彼の葬儀で歌ったという逸話が残っています(!)。

この曲は彼の作品の中でも少し異色の曲なのではないでしょうか?

いわゆるクロスオーヴァーの曲ですが、インプレッションズスタイルの曲だと思います。

これのどこがインプレッションズスタイルなんだ??と思わそうですが、まあ確かにコーラスグループでもないのになんでインプレッションズを引き合いに出すのかというと、これは声を大にして言いたいのですが、個人的にインプレッションズスタイルってのは、音楽のスタイルだけでなく曲そのものに現れる精神だと思っています。それは公民権運動に対するポジティブかつ平和的なものの見方であったり、穏やかな宗教的的道徳観だったりします。

この曲に現れるゆったりとした、とにかくポジティブな響きは僕にはすぐにインプレッションズを思い出させたんですが、どうでしょうか。エ~~~~~~エ、エイ、メン。

以下、この曲の一番大事と思われるとこの歌詞を抜粋です。



Everybody come on out, there's a a celebration
Men,women and children,there's a celebration
Peace, brother we'll find our salvation
It don't matter which color black or whit we're all brother
We'll give respect to each other
I know we can have a good time


さあみんな出ておいで、お祝いだよ
男も女も子供たちも、お祝いだよ
平和、兄弟よ、きっと救済の道が開ける
どんな色だろうと関係ないさ、黒くても白くてもわれわれはみな兄弟
きっとみんな尊重しあって、楽しくやっていけるさ



こうやって歌詞だけ見たらいまにもカーティスメイフィールドが歌いだしそうな感じがするじゃないですか。エ~~~~~~エ、エイ、メン。まさに公民権運動が盛り上がる、ポジティブな当時の黒人社会の世相を反映したかのような、楽天的な内容の歌詞です。

うーん、いいなあと手に入れた当初はじーんとなって聴いていたのですが、あるきっかけでこの曲がまったく違う顔に見えてきたのです。

YouTubeのコメントで、誰かが「なんでタイトルが"WHEN"なんだ?」と言っていました。

そういやそうじゃん、曲中、一切「WHEN」という言葉は出てこない。この曲につけるタイトルがあるとしたら、頻出する"celebration"という言葉が一番ふさわしいように思えるのだけど、なぜこの曲には"When"というタイトルがつけられたのだろうか?

おそらく、このタイトルには制作側の、この曲で歌われている内容と現実のジレンマに対する思いがこめられてるのではないかと思う。この曲のリリースが69年、キング牧師の暗殺が68年である。



こんな理想郷のような世界は、「いつ」やってくるのか?


本当に、こんな世界が実現するのか?




そういうことを考えながらこの曲を聴きなおすと、Joe Simonの歌もなんだか凄く哀しげに聴こえてくるのである。

でもこの曲のポジティブなバイブレーションが僕はどうしても嫌いになれない。僕は基本的に絶望主義者だけれども、理想郷を夢見ることは悪くないことだと思っている。大体がたかがポップミュージックの歌詞だ。現実がこれだけ醜く陰惨である以上、ポップミュージックの中くらいは理想郷が存在したってそんなにめくじらたてることじゃないだろう。少なくともこの曲の演奏時間の2分間くらいは、この理想郷のことを信じることができるのだとしたら、それだってなかなかのことだ。めったにできることじゃない。


まあ、やっぱ理想郷なんてないけどね!!ペッペッ!


エ~~~~~~エ、エイ、メン。では、またノーザンソウルでお会いしましょう!


あと告知をば。

今年最後のDJは大晦日にUFOクラブにて!!
Stormer & THE STOLEN HEARTSも出演いたします。皆さん都合よかったら是非高円寺でカウントダウンしましょう!



年末 A GO GO!!

2012/12/31(mon)
at 東高円寺UFO Club

Open 19:00~
Charge ¥1500(D別)

LIVE:ポール岡田(ex.ザ・カーナビーツ) グループ, The Phantasms, ディディディディーズ, THE GIFT SHOP, The Cheekys, Stormer & Stolen Hearts, Gurdy Macs, 青山春裕(The Fave Raves)

出店:おしゃれ神戸屋

DJ:uCijma(stormvill records), Mineaki(Lazy Sunday), Shikou(Facing Facts), mari



個人的に、カウントダウン後、新年一発目の曲をかけるという状況に憧れがあるのですが、できますかね!!!???

2012年最後までノーザンソウルで突っ走ります!


KTF.


P.S. ちなみにJOE SIMONは現在は音楽を引退、伝道師となって教会にいる。

DOTS'n'LINE ありがとうございました!





















↑この写真、サイコ~~だな!なんかウルっとくる・・・




というわけで先週土曜日は"DOTS'n'LINE"第一回でした!!

楽しかった!!!!!!!!!!!!!!!

終わり。










て、感じなんですがそうもいきませんね。

とにかく終始おお盛り上がりの一夜となりました。いろんなお客さんがたくさん来てくれて、まさにこちらの狙い通り。50sの人も60sの人もそうでない人も。異なったスタイルの人たちがひとつのフロアでそれぞれのスタイルでダンスしている姿は感動的だったな。開催直前のあたりのころはナーバスになってしまって、「なんかケンカとか起きたらどうしよう・・・」とか思ってたような気がするけど何心配してたんだ俺・・・。
いつもはフロアで率先して騒いでる自分もこの日はよくフロアを俯瞰して眺めてることが多かったです。

本当に幸福な光景でした、皆さんありがとう!




では以下簡単にレポートです。(Photo by カナエちゃん)






トップバッターはわたしウッシ。関口さんを意識して、久々に廻すガレージものもありつつ、最後はやっぱノーザンで。緊張のあまりこの日はベルトを締めないで来てたことが今判明しました。

関口さんの前で、昔関口さんからヤフオクで買ったこれをかけました(笑)。


Richard Hell "Blank Generation"元ネタ!?というわけで勝手に全パンクス必聴。


そしてお次は久方ぶりの現場復帰、modern records Maruさん!


Maruさんカッコイイな~~~~!!

MaruさんはJamaican Oldiesを中心にプレイ。ここら辺の音はやはりみんな大好きですね!!
一気にフロアも盛り上がり始めます。

そしてお次は深夜DJは久しぶり!?のStormer Tamai氏。


「自分の役目を果たす!」とばかりにやはりノーザン炸裂!!個人的には久しぶりに聴けた曲もあって嬉しかった!やはり、僕は玉井さんのDJが大好きです。

そして遅れて登場のKazegg。


この日は最初にRolling Stones"Stupid Girl"をもってきてビックリ。やってくれるなあ。来場の若者が、これ何だ??とレコード見てて、大成功だね、Kaz.。




フロアもいい感じになってきたところでゲストバンドStompin' Riffraffs登場!



う~~~、やはりカッコイイ、としか言いようがない。激しい曲のあと、ドラムのさおりさんがいつもと同じ調子でふわ~~んとしゃべるのがウケました(笑)




最後はやはりピアノのみくさん大爆発!!テルミン弾きながらピアノをふみつぶす勢い!
やはりこれがなくっちゃ、とお客さんも大満足。


そして万を持してスペシャルゲストDJ、OSAKA TWIST & SHOUT momoさんが登場!!!



今日もバッチリ決まってますね。姉御!


↑姉御ポーズと勝手に命名

ロックンロールやストロールナンバーに始まり、中盤からは怒涛のポップコーン炸裂!お客さんも「すごいね!」「ゴツい!!」との声が。
momoさん、DJしているとき本当に楽しそうで、それ見てるだけでこっちも楽しくなります。
ぜんぜん、怖くないです!!!



そうしてお次は関口弘先生が登場~~~~!!
コスチュームも並ならぬ気合を感じます!!
この流れが本当にすごかった、フロアもこの日一番の盛り上がりでした。






DJはいつもどおりのロックンロールDJ!両手を交差させて激しく動かすヒロシダンス(↑はやらせましょう!)も大判振る舞い!関口さんも本当に楽しそうでした、その姿が本当に嬉しかったです。

そしてHOST BANDのStormer & THE STOLEN HEARTS!!




ベース、ガネさんのボーカルによる"Hi FI BABY"とSAM COOKE”TWISTIN THE NIGHT AWAY”のメドレーはもう鉄板。

この日は今週末にレコーディング予定の新曲と新カバーも初披露。これがまたむたくそカッコイイので、一日も早く皆さんにお届けできるようわたしも頑張ります!!




そして朝まで楽しいおしゃべりやダンスが途切れることのない、とにかく最高の夜となりました。

もう、玉井さんと顔を合わせるたびに

「今日、ヤバい!」

としか言ってなかった気が。



ちょっと多いかな?と思っていたセレクトCDもなくなったので一安心。

Facebookにもあげましたが、曲順と選曲者をここにも掲載しておきます。


DOTS'n'LINE SOUND SAMPLES
"FIRST CUT IS THE DEEPEST"

1 MISS LAVELL - STOP THESE TEARDROPS (uCjima)
2 BILLY & THE MOONLIGTERS - LITTLE INDIAN GIRL (Kazegg)
3 GERRY DORSEY - BABY TURN AROUND (Stormer Tamai)
4 JIMMY CLIFF - I GOT A FEELING (Maru)
5 THE COOPERETTES - SING-A-LING (uCjima)
6 TOMMY SCOT - CAMELLA (Kazegg)
7 JIMMY"SOUL"CLARK - (I'll Be Your Champion)I'll Be Your Winner (Stormer Tamai)
8 BOBBIE SMITH & THE DREAM GIRLS - NOW HE'S GONE (uCjima)
9 THE NITE HAWKS - CHICKEN GRABBER (Kazegg)
10 CLAUDE"BABY"HUEY - DRIFTING (Stormer Tamai)
11 JIMMY MCFARLAND - LONELY LOVER (uCjima)
12 BUDDY WAYNE - AGENT.007 DANCE (Kazegg)
13 TROJANS - JUST GOT UP (Maru)
14 THE FRANTICS - THE WIP (Kazegg)
15 LALLY BELL & THE SOUL PACK - MESS AROUND (Maru)
16 THE CONSTELLATIONS - I DIDN'T KNOW HOW TO (Stormer Tamai)
17 PHIL FLOWERS & FLOWER SHOP - LIKE A ROLLING STONE (Maru)
18 FRANK BEVERLY & THE BUTLERS - IF THAT'S WHAT YOU WANTED (uCjima)
19 MARSHA GEE - BABY' I NEED YOU (Stormer Tamai)
20 OWEN GRAY - INCENSE (Maru)




手にされた方はぜひ聴いてみて下さいね。愛を込めました。


さて、あまりに盛り上がったので僕も玉井さんも「次どうしよう・・・」とうれしいプレッシャーを感じておるわけですが(笑)、次回に向けてまたいろいろ動いております。次回も、第一回と同じくらいの楽しいイベントになることをDOTS'n'LINEクルー一同保証いたします!

次回は2月ですが諸事情により第三土曜でなく10日(日)の開催です。翌日は祝日ですので皆さんぜひまた遊びに来てください。

またみんなで楽しい一夜をつくりあげましょう。

最後に、

「点と線を繋げたのは皆様お客さんでした!」by Stormer Tamai





それではまたノーザンソウルでお会いしましょう!

最後はNIGHT FOXぐっさん(なんかかわいい怪獣て感じ)↓




2012年12月15日土曜日

男ウッシが最後のお願いに参りました

DOTS'n'LINE第一回はついに今夜の開催!

皆さんダンスシューズの準備はいいですか。





そうだ。出演者、あともうひとりいました。





uCjima

ノーザンソウルDJ。1983年福岡県出身。英国ノーザンソウルムーブメント、関西ノーザンソウルシーンに影響を受け、2009年より東京モッドシーンを中心にDJ活動を開始。
2011年にはKeb Darge、Andy Smithとも共演。
現在は下北沢メンフィス兄弟。にて奇数月第四土曜日開催の"NIGHT FOX CLUB"、そして渋谷LUSHにて偶数月第三土曜日に開催の新イベント"DOTS'n'LINE"でレギュラーDJ。ソウルレーベル"Stormville Records"のスタッフも務める

怪獣映画とフランス文学を愛する。自称「界隈一のラッキーボーイ」。

Blog 
http://pointblanksoulagitation.blogspot.jp/





ハイ僕です。ハローハロー。ハローイッツミー。

この写真はプロボクサーへの夢が諦められない29歳、今年が最後のチャンス、みたいな勢いが感じられて自分でも気に入ってます。

皆さんの親愛なる隣人であるわたくしウッシも今夜はDJやってますんで、皆さんどうぞ宜しくです。


ちょろっと自分で紹介して終わりにしようと思っていたら、昨日紹介した玉井氏に、自分のことをブログで紹介していただきました。↓


http://stormerunderground.blogspot.jp/2012/12/dotsnline.html


・・・・緊張する!!!





こうしてプロフ画像に人相の悪い自分を使ったのは理由がありまして、



・・・・・・・・・・頼むからみんな今夜渋谷LUSHに遊びに来てくれ!!!!!!!!




というわけで男らしい?画像を使っての、男ウッシからのお願いです。


CDのジャケも作ったよ!しばらくカッターは持ちたくないです






本当に、急な展開でスタートしたDOTS'n'LINEでしたが、レギュラー陣に加えての豪華なゲスト陣の出演が決まって、とても自信をもって臨める状態になり本当にうれしいです。

この一週間、出演者の皆さんをブログで紹介してきましたが、なんだかその人のことを紹介しているうちに、今までの自分の轍みたいなものを確認しているような気持ちになりました(読んだらわかると思いますが実際そうなってます)。

もう何度も言ってますが、"DOTS'n'LINE"というイベント名は、地方や東京に点在するシーン同士の交流の場、点として存在するものを線でつないていくという意味で名付けられました。

しかし、玉井氏のブログにもあるとおり、そして自分が自分のブログで確認した通り、それはもう今まで自分がずっとやってきたことだったんだなと気付かされた次第であります。

シーン同士の交流とうたっていますが、シーンを構成しているのはけっきょく個人ひとりひとりであり、その人らがつながるきっかけになった音楽やファッション、酒、その他もろもろであります。

そういう意味ではもうシーンというものは、すでに点と線がつながった場所であるし、まあ人が生きていくっていくのは、点でしかない自分という個人が、だれかやなにかと線でつながっていくということだろうなと。

もちろんその線てのは永久ではないですから、時にちぎれたり、腐ってしまったり、炎上してしまうこともあるんでしょうが・・・。しかしきっとこの場でつながった線はSOLID BONDであるはず!!

つまり人が生きていくってのは"DOTS'n'LINE"だなと。

いやー大変な名前のイベントになってしまった・・・・。


なんかセンチメンタルな感じになってしまいましたが、いかんいかん。今夜は最高の音楽でどっかんどっかん盛り上がりましょう!!


今夜は渋谷LUSHに集合!!!!!!!!!!!!!!


やってやろうじゃねえよお!!!!!!!!!!!!!!!!


Sat 15th December

"DOTS'n'LINE"at SHIBUYA LUSH

Start 23:00 till 05:00

Charge ¥2000(with 1 DRINK)


Guest DJs:Hiroshi Sekiguchi (SWANK/Shimokita Night Train)       momo (OSAKA TWIST & SHOUT)


Guest Band:STOMPIN' RIFFRAFFS


Host Band:Stormer & THE STOLEN HEARTS


Regular DJs:Stormer Tamai / Kazegg / Maru(modern records) / uCjima








2012年12月14日金曜日

DOTS'n'LINE出演者紹介その⑦(最終回) DJ Stormer Tamai

ここ一週間ずっと続いたDOTS'n'LINE出演者紹介もいよいよ最終回。

登場するはもちろんこの方です!!





Tetsuya"Stormer"Tamai

Stormer & THE STOLEN HEARTSのフロントマン。
10代の頃ソウルミュージックに魅了されレコードの収集を始める。90年代にイギリスのノーザンソウルシーンに衝撃を受け、その出会いをきっかけにレアノーザンソウル45の世界に完全シフト。
2004年に都内初となるノーザンソウルクラブ“NIGHT FOX CLUB”http://nightfoxclub.blogspot.com/ を発足。
その後、年代やジャンルに捕われないブラックミュージックの形として、自らのバンドをホストとする“DOTS'n'LINEを立ち上げ、ブラックミュージックでダンスする、を理念とし、精力的に活動している。










・・・・・・と、いうわけで一晩で歌って踊ってDJして、嵐のように去ってゆく玉井さんが帰ってきます!!


なんて、冗談めかして言ってしまいましたが、これは本当にすごいことです、そんな人他にいますか、皆さん!?

このDOTS'n'LINE出演者紹介ブログも回を重ねるがごとにどんどん長くなってしまい、収拾がつかなくなってきましたが、今回に関してはもう本当に書こうと思ったら終わらないので(笑)、きわめてさらっといかせていただきます!

自分がまだ客としてStormerに通い始めたころ、まだ玉井さんはDJの人という認識でしたので、バンドもやっていると聞いた時は、すごいなあ大変だなあと思いましたが、実際にステージを見てビックリ。














超、本気(マジ)じゃん!!!!!!!!!!!!




今思うと失礼千万ですが、本当にそう思ってしまったので・・・・・。

とにかくDJに関しても、なんに関しても(料理、絵、その他もろもろ)余技というところが一切ない。バンドの人がたまにちょろっとDJしていることがありますが、そういう感じではまったくありません、ガチンコです(バンドの人がちょろっとDJするのがダメってんじゃないですよ)。本人にしてみればそんなの当たり前だといわれると思いますが・・・。

そしてDJしないとき、ステージに立っていないときには大体フロアで誰よりも激しく踊っている、アクロバットもする。

もう一度言いますが、そんな人、他にいますか!?

しかし最近では前身イベントStormerに関しては完全にバンドリーダーとしての役割に専念、DJは最後に少しまわすくらいになってしまい、DJはNIGHT FOX CLUBでのプレイが主になってさびしい限りでしたが、DOTS'n'LINE立ち上げにあたってDJとしても復活です。氏のイベントに対する気合の入れようが見て取れるというもんです。


プロフ画像からはディズニーへの深い傾倒が見て取れますが、ちょっと前には


「レコードに使う金、これからはディズニー代に使いたいねん。」


などという発言も飛び出し周囲を困惑させましたが、そうは言いつつも最近もガンガンいいレコードをゲットしている模様。
是非、氏の久しぶりのオールナイターでのDJをチェックしに来てください。

そして明日のDOTS'n'LINEですが玉井氏監修による、レギュラーDJ陣選曲によるセレクトCDの配布が決定しています。

ジャケットも作りました。今夜、僕が一夜漬けで用意します(泣)
内容は自信をもってオススメできるものですので、是非みなさん会場で貰ってくださいね!






さて、こうして明日に迫ったDOTS'n'LINEの出演者紹介が終わったわけですが、とても濃い面子が揃ったと思います。23時のスタートから翌朝5時まで、360分の間ずっと楽しい時間になること間違いなしです。

では皆さん、明日の夜はノーザンソウルでお会いしましょう!!

DOTS'n'LINE第一回は明日、渋谷LUSHにて23時よりスタート!



 

2012年12月13日木曜日

DOTS'n'LINE出演者紹介その⑥ Stormer & THE STOLEN HEARTS

さて、DOTS'n'LINE出演者紹介もいよいよ終わりに近づいてきました!第六回はもちろん彼らの登場です!!!






Stormer & THE STOLEN HEARTS(ex.SOUL FORTUNE SOCIETY)

Rare Soul 45'sを演奏するバンドとして結成、現在に至る。60's中期~後期までの音に影響を受けながらも、年代を問わず黒人音楽の中にある本質的な”声"と”歌"、サウンドへのこだわりと"踊らな意味ないやろ"というスタンスの元で、次の若い世代へのアプローチを意識し、永遠に色褪せる事の無い普遍的なPop Music、Dance MusicとしてのSoul Musicを目指す。現在、偶数月第三土曜日に渋谷Lushにて、12月より新しくスタートした50s~60sのダンス音楽を主体としたDJ・バンドを主体としたパーティー"DOTS'n'LINE"
を開催している。2012年よりバンド名をSOUL FORTUNE SOCIETYからStormer & THE STOLEN HEARTSに改め、さらに精力的に活動中。2012年8月に初の7インチシングル"You Are My Special Way c/w Try My Love"をリリース!




うーむ。そろそろまたアー写を撮り直さねば。


申し遅れましたわたくしStormer & THE STOLEN HEARTSマネージャーのウッシと申します。

DOTS'n'LINEのホストバンドであるStormer & THE STOLEN HEARTS。このバンドと、レギュラーDJ四名でこのイベントをこれから作り上げていきます。


今回は、今まで皆さんあまりなじみがなかったかと思われますStolen Heartsのメンバーについて触れてゆきたいと思います。


【コーラス隊】




・Ayaco(写真右)

コーラス隊では一番古株あやこさん。最近よく演奏しているYum Yumsのカバー"Gonna Be A Big Thing"でリードをとります。うるわしい見かけですがそれとは裏腹にオッサン的言動・行動が時折あり、周囲を驚かせ(ドン引きさせ)ますがそこもまた彼女のチャームポイント?松屋で飲むのが安くてよいとこの間言ってました。勉強になりましたありがとうございました。


・Tomoyo(写真中央)

コーラス隊では一番新米のともよちゃんです。まだリードの曲はありませんが近くきっと彼女のリードが聞けることでしょう。個人的には癒し系キャラと思っております。YRP野比というファンキーな名前の駅の近くに住んでます。なにぶん遠いのでリハの参加等大変と思いますががんばってくれてます。とても頑張り屋。


・Uka(写真左)
ライブの際は彼女の前に人集まる率が高い気がしますゆうかちゃん。今年発売されたシングル曲"TRY MY LOVE"でリードをとるのが彼女。堂々とした歌唱を聞かせてくれますが実はまだ大学生(春に卒業!)。とってもしっかり者。関西で以前ライブしたときは彼女に一番男性からの声援が集まってた記憶が。





【ホーンセクション】




・Mo-Chang(写真右)

テナーサックス担当。愛称もっちゃん。バンドいちの愛されキャラです(=いじられキャラ)。好きな音楽はBOOWY。Teddy (Mr,Bear)Mcraeのカバー"Hi FI Baby"での彼のプレイは必見!!煽れば煽るほど吹きまくってくれます。帰り際にはいつも仲間への挨拶を忘れない律儀な面もあります。

・EZK(プロフ画像右から四人目)

トランペット担当イージーケーさん。写真が見つかりませんでしたすみません・・。身体的なトラブルにより一時バンドを離れておりましたが、ここ一年でまた復帰してもらいバンドも一安心。特にもっちゃん大安心。物静かですが、周囲への気配りを常に感じる方です。

・Takeuchi(写真右から二番目)

トランペット担当。最近新加入したばかりで画像がなく、申し訳ありません。加入したばかりでこの間第一回のライブでしたが、ホーンの音の変わり方がとにかく一気にゴージャスになってびっくりしました。ステージでは普段とメガネを変えるなど細かい演出も効いてる方です。今後も大期待!!



【リズム隊】

・Suzueri

ドラム担当すずえりさん。女性です。すずえりさんも最近加入したばかりで画像見つかりませんでした・・。入ったばかりで大変と思いますがかなり難しいステージ進行によくついてきてくれています。彼女の参加でStolen Heartsは女性の占める割合がかなり大きくなり、とてもフェミニンな感じ!?に。女性ですが出す音は泥臭いとはバンドリーダーの評。






・Shirogane

ベース担当。愛称ガネさん。バンドリーダーと同い年の最年長。私生活ではなんと社長さんでもあります!心優しき、バンドメンバーの心のオアシスのような方です。実は50sシーンでもよく知られた方で、EDDIE LEGENDさんらと"BLUES CLAN"というバンドでも活動しています。最近カバーしているHi Fi BABYではリードボーカルをとって弾きながら歌いまくる姿には圧倒!高校生の娘さんがとんでもなくかわいいともっぱらの噂です。




【ギター】



・Sakoda

コーラスをのぞけばプレイヤー内最年少さこだ君です。愛称さこっちゃん。最年少ではありますが、音楽にかける情熱、意気込みはバンド内の誰にもひけをとりません。最年少でも自分の意見ははっきりという頼もしい青年です。ザ・バンドなどのアメリカンロックが大好物。また、自分のライブ中画像を収集するのが好きという一面もありますので、皆さんぜひ彼の写真を撮ってあげてください。RAMBOというバンドでも活動中。




【キーボード】





・OKD

鍵盤担当オカダさん。愛称オカちゃん。バンド内では唯一、サラリーマンの勤め人。そして妻帯者。服装や持ち物へのこだわりが尋常でない!そしてジャズ・日本映画にはめっぽう詳しい!僕とオカダさんが映画の話すると止まらなくなります(笑)サラリーマン生活、そして夫婦生活の悲喜こもごも、そしてあふれ出る下ネタに満ちたツイートも必見。「鍵盤なのにデビッド・ラフィン大好き」オカダさんです。




以上、総勢10名の大所帯でありますStolen Hearts。

DOTS'n'LIUNEの前身イベントである"Stormer. Underground Black Music Dance Communication"のコンセプトとして、ホストバンドStolen Heartsと、DJのガチンコ対決というものがひとつの重要な要としてありました。

DOTS'n'LINEのコンセプトもそれは変わりません。

そしてバンドの音楽性も、昨年のLOST & FOUND in JAPANへの参加以来、確実に変わってまいりました。それは最近のカバー曲のセレクションにもよく現れていると思います。

参加するイベント、参加するDJによって音楽性の変わっていくバンド、稀有な存在であるとマネージャーの僕自身感じております。

今月末にはレコーディングも控えている彼らですが、きっとまたさらに変わった姿を見せてくれるのは間違いないでしょう!!

必見です!


・・・あれ、一人大事な人を紹介忘れてる・・・・?

というわけで次回出演者紹介最終回へと続きます!




DOTS'n'LINEは今週末土曜日の開催!








2012年12月12日水曜日

DOTS'n'LINE出演者紹介その⑤ GUEST DJ 関口弘(SWANK / 下北ナイトトレイン)

さてDOTS'n'LINEの出演者紹介も佳境にはいってまいりました。第五回はもう一人のスペシャルゲストDJの関口弘さんです!!




関口弘(SWANK/ 下北ナイトトレイン)

2006年に自らのイヴェント『SWANK』を発足。以降ニュージャージーのラジオ局WFMUのDJ、Dave The Spazz、ニューヨークは『Subway Soul Club』主宰のPhast Phreddie、オーストラリアの重鎮、Bruce Milneらと交流を深め、国内に留まらず活動中。昨年更に新企画『下北ナイト・トレイン』を立ち上げ、新鋭セレクターを発掘すると同時にシーンの活性化に意欲を燃やしている。本年5月には強豪Keb Dargeとの共演の際、高価なレコードを売りつけ本人を泣かせた逸話あり。著書(監修)にディスクガイド『Garage Punk』(シンコー・ミュージック刊)。自身で通販オンリーのウェブショップも運営中。http://shop.frathoprecords.com/



こうして関口さんを自分のイベントの出演者として紹介できることを本当に誇りに思います。



関口弘さんのお名前は僕はもう高校生の頃から知っていて、当時必ず書店で立ち読み(買ったことはないですすいません・・汗)していたパンク雑誌「DOLL」(廃刊になってしましましたね・・・なんて世の中だ!!・・・買ってなかったケド・・)によく関口さんのコラムが載っており、それはそれは非常にマニアックなシングル盤などが紹介されていたのですが、僕も文中に登場する単語が全っ然わからない(あたりまえ)なりに、コラムの中での関口さんの探究心・執着心の凄さに感服してよく読んでいました。

そして関口さんといえば、日本のガレージパンクのファンの間ではまさに聖書のような存在となっているシンコーミュージックのディスクガイドシリーズの一編、「GARAGE PUNK」(通称・赤本)を編纂された方でもあります。

これが出たのが僕が高校生の頃でした。今手元の赤本を見ると、2001年刊行とあります。ということは僕が18歳、高校三年生の頃か。

11年前。マジか



この本を書店で手にしたときの衝撃はいまだに忘れません。

その頃は日本で全国的にガレージが盛り上がっていた頃で(今ではあの頃を「ガレージバブル」なんていったりするみたいですが・・)、僕も福岡在住でしたがよく地元の小さなライブハウスにガレージのバンドのライブを観にいきました。思い出せるだけでもギターウルフ、MAD3、ギョガンレンズ、ガソリン、ちぇるしい、キングブラザーズ、HAVE NOT’Sとか覚えてます。現在も変わらず活動しているバンドやメンバーの方もいっぱいいますね。

また当時人気の絶頂だったミッシエルガンエレファントのメンバーがインタビューなどで自分たちの音楽を説明するのにたびたび「ガレージ」という言葉を用い、そして自分たちのバンド名を冠するTHEの古語である「THEE」が、英国のトラッシュガレージバンド、THEE HEADCOATSから由来していること、そしてかのバンドへのリスペクトを常に表明していたので、彼らの大ファンだった自分は自然と「ガレージ」という言葉が大いに気になっていた時でした。

赤本は、出たときすぐに発見したけどすぐには買わなかった、買うことができなかったのをハッキリ覚えている。学校の近くにあったデパート岩田屋の書籍売り場でこの本に出会った。すぐさま開いたその本の内容は、高校生には強烈すぎるものだった。あまりにもトラッシュで、ビザールで、ストレンジな世界。自分に親しみの深いブリティッシュビートや、アメリカのソニックスみたいな、いわゆるビートバンドなんかの紹介されるページはすぐに格好いいと思えたのですが、そのほかのページが当時の自分にはもう自分の今までの経験の範疇をこえるものだった。

具体的にいうと、たとえば名コンピレーションJUGLE EXOTICAのジャケットとか、TRASH WOMENの写真とか、あまりにも猥雑で、ゲテモノじみていて、当時の自分はハッキリ言って怖いというか、不安になったのを覚えている。

その不安をはっきり言葉に表すと、こうである。








「・・こんな音楽聴いてたら、人生おかしくなるんじゃないか?」





すぐに買うことのできなかった(まあ、あの頃はいろんな音楽を聞いてたのでお小遣い的にもきつかった)チキン野郎だった僕は、それでも内容はとても気になっていて、よく放課後岩田屋の書籍売り場で赤本を立ち読みし、うーんやっぱすげえと、頭がくらくらする感覚を今思うと楽しんでいたような(笑)

本を買ったのはだから大学にはいってからでしたが、やはり最初は白人のビートバンド系のページをよく読んでいたと思います。その後、よくある例にのっとって僕もそれらのビートバンドのルーツとなった黒人音楽へとのめりこむのですが、そうするとこの赤本の最初あたりのページが俄然面白くなってきたのを覚えてます。

この本には何人かの方がライターとして執筆に参加しておりますが、どの人もその人のカラーが出た文章でそれも面白い。

関口さんの文章はほかの執筆者の方に比べ、とても客観的で理知的な文章と感じることが多かったです。とても厳しい審美眼に基づき、厳選した音楽を紹介している印象がありました。そしてその中に時折とても鋭い一言があったりするのです。他の方の文章が、文章そのものが中身の音楽のようになっているのに対し(それも、最高なんですが今回はおいときます)、関口さんはあくまで理知的でした。「トラッシュ」という言葉が形容としてよく使われる音楽に対し、ただの好事家的視線ではなく、それらの音楽を上質な音楽として扱い、とても真摯に向かい合っている姿勢を感じました。それは、世間からは屑とみなされ無視されるものの中から黄金を見つけ出す人だけの持つ自負、自信からきているのだと思います。確かアンドレ・ウィリアムスの項にあった「優れた音楽の探求はとまらない。」という一言は忘れられません。


さて、前にMaruさんの紹介のときも触れましたが黒人音楽にのめりこんだ自分は、やがて当時のシングル盤の世界という魔窟にのめりこみ、順調に道を踏み外していくのですが、その時ヤフオクでいいシングルをよく出品していたのが関口さんだったのです。落札して、連絡先がきたら名前が「関口弘」でひっくり返るかと思いました(笑)

現在、関口さんはネットでのレコードショップを経営されています。レコードだけでなくアメリカ買い付けのビンテージ雑貨などもありますので必見!

Frathop Records↓

http://shop.frathoprecords.com/



そしてここ最近本当にうれしいことに我々とグッと距離が縮まりまして、それは現在関口さんが主催されているイベント「下北ナイトトレイン」のおかげだと思います。この「下北ナイトトレイン」、ここ最近はずっと行ってますが毎回すごい盛り上がりで今行くのが一番楽しいイベントです。

僕も9月の開催のときにゲストとして呼んでいただきましたが、その時に関口さんにブログでも紹介していただいて本当に光栄でした。今でも落ち込んだりするとこれを読み返して自分を励ましています(笑) ↓

http://blog.frathoprecords.com/?p=786



その下北ナイトトレインに初めて遊びに行ったときに目撃した関口さんのDJは本当に衝撃的でした。

赤本の文章で自分が抱いていた印象、理知的な様子はそこにはまったくなく、本当に楽しそうに、激しいアクションをまじえ、お客さんをロックするDJ関口さんの姿がそこにはありました。かけている音源もレアですごいのはもちろんですが、関口さん自身がその音楽と同じくらい、いやそれ以上にすごかった。まるで、俺より楽しんでるやつはいつか!?とお客さんに挑むような姿勢。これぞロックンロールDJだと感動し、興奮して家に帰る途中電車の乗る方面を間違え終電を逃したのも今ではいい思い出です。

ロックンロールというのは、楽器を持ってバンドを組むだけでなく、何かをとことん愛しぬき、追求していくことこそがロックンロールなのだと教わった気がしました。

だから、僕はDJやってます。バンドやるより、絶対カッコイイと思ってるからね!!

僕が追い求めているのはノーザンソウル、関口さんの専門とはまた異なる分野でありますが、関口さんの優れた音楽を探求する姿勢、僕も一生見習ってゆこうと思っています。



9月のナイトトレインの際は自分も力みすぎて思うように行かなかったので、そのリベンジも兼ねて、週末のDOTS'n'LINEでの共演本当に楽しみにしております!!!


というわけでDOTS'n'LINE開催はいよいよ週末土曜日です!!








 


2012年12月11日火曜日

DOTS'n'LINE出演者紹介その④ GUEST DJ momo(OSAKA TWIST&SHOUT)

DOTS'n'LINE出演者紹介四回目は大阪よりのスペシャルゲストDJのmomoさんです!




momo(OSAKA TWIST & SHOUT)

今や伝説イヴェント!!SapporoCity TEENAGEBABYLON出身。
大阪移住後は心斎橋Club Stompにて,2ヶ月に一度開催中の 50~60年代の
ルーツ音楽ダンスイヴェント『OSAKA TWIST AND SHOUT』 に紅一点DJとして在籍。
50ズ・60ズのJUMP&BLUES、Female R&B、VINTAGE DRESSが大好物です黒ハート (トランプ)
7インチレコードをお供に満を持しての初トウキョウDJ!
皆様どうぞよろしくお願いいたします♪

OSAKA TWIST&SHOUT momo♪



DOTS'n'LINE主催の玉井氏と自分で、イベントのコンセプトを詰めていった際(男二人連れに似つかわぬ渋谷ヒカリエで・・・)、氏がまっさきに掲げたのが、「地方のシーンや、東京内に点在するシーンどうしの交流の場としてのイベント」というコンセプトでした。
そしてそのコンセプトに基づき、自分が点在するシーンを線でつなぐ、「点と線」という意味で"DOTS'n'LINE"というイベント名を考えつきました。ちなみに松本清張とはまったく関係ありません、イベント当日は時刻表とか持ってこないでくださいね!

第一回である今回の開催では、スペシャルこけらおとしというわけで東京・地方の両方からゲストDJを招いておりますが、地方からのゲストとして、玉井氏も自分もまず真っ先に考えたのが今回紹介するmomoさんでありました!





momoさんの主催する大阪の大人気イベント、"OSAKA TWIST & SHOUT"の存在を自分が知ったのは、おそらく4~5年前までに遡るかと思います。どこかでフライヤーを手に入れたのがきっかけでした。
東京でフライヤーを手に入れたとは考えにくいので、そのとき弟が京都にいたのでおそらく弟のところに遊びに行ったときにでも手に入れたのでしょうが(そのとき、初めて大阪のノーザンソウルのイベント"Manifesto"に行ってるので、その会場で手にしたのかもしれません)、その頃知り合った、今は群馬にいるTOP GEARのDJ田中新悟君がたまたまそのフライヤーでの開催時にゲストDJとしてTWIST & SHOUTに出演しており、フライヤーに載った彼の名前を見て「あいつ大阪に呼ばれるんだ、スゲーな。」と思ったのを覚えてます。まだ自分がDJとかやり始める前の話です。

その後どっかで彼に会った際に大阪どうだったの?と聞いてみたら、

「いや~大阪はヤバいっすよ!めっちゃ盛り上がってるし、クオリティ高いッスよ!momoさんていう、女性のDJの人なんか、美人なのにレアなブラックロックンロールばっかかけるんですよ、凄いッスよ!美人なのに!ブラックロックンロール!俺ブラックロックンロール大好きなんスよ!ヤバい!」

とmomoさんとブラックロックンロールのことばっか言ってたのもよく覚えてます。

僕が田中新悟君の話するといろいろ面倒くさいことになるんで田中新悟君の出番はこれくらいにして、とにかくその時点で

momoさん=美人、なのにブラックロックンロール、レア盤

という情報が自分にインプットされたのであります。

いやー世の中には凄い人がいるもんだ。と思い、いつかDJ聴いてみたいなとおもってましたが、その機会は意外にも早く訪れました。

その少し後に自分は名古屋のイベントに初めて遊びに行くのですが、そこでOSAKA TWIST & SHOUTクルーがDJとして参加していたのです。momoさんももちろん出演されていました。

この名古屋への旅は、今の自分の転機となる機会だったのですが、それは今回は関係ないのでおいといて、そのときのmomoさんのDJがどんなだったかというと・・・・


すみません覚えてないんです・・・・(大汗)


会場でmomoさんの姿を見かけたのはもちろん覚えてるんすが、DJしてる姿がぜんっぜん記憶に無いんですよ。他のクルーの方は覚えてるんですが。もしかしたら出演した時間が早かったか遅かったのかな・・・?
そのときは初めて会う人たちと早朝から一緒の車に乗って名古屋に行って、極度の緊張状態のあとオールナイトだったので、最後らへんはへとへとになってしまった記憶があります。momoさんの出演は僕がダウンしたときだったのかも・・・・。

まあそのときは僕も声をかけてお話したりするような勇気はなく(初対面の人と一緒に旅行ってだけでいっぱいいっぱいでした)(そういう勇気のある人間だったら今頃もっと成功してると思う)、あの人がmomoさんかあ~というだけで終わってしまいました。

その半年くらい後に、自分はその頃新しくスタートしたモッズのイベントにDJとして参加するのですが、なかなかお客さんが最初は集まらず、どうしたものかと何回も主催メンバーで話し合いました。そのときの当時のリーダーだったDJがよく言ってたのが、「OSAKA TWIST & SHOUTはガチンコな内容なのにお客さんが毎回いっぱい入ってるらしい。しかも50sとか60s好きの人たちだけでなく普通のお客さんもいっぱい来るらしい。あれを見習うべきだ、マネするべきだ」ということでした。
まだFacebookとかも今みたいにみんなやってない頃だったと思うので、イベントの様子まではわからず、大阪でいったい何が起こってるんだろう?という感じでした。


momoさんがぐっと身近になったのは、momoさんが僕の敬愛するヌードレストランクルーと大の仲良しになっていってからでありました。それがここ2年くらいのことでしょうか?その後、ヌードレストランとTWIST & SHOUTが中心となって、現在関西のシーンを大いに盛り上げているのは皆さんご存知のとおり。


またmomoさんのことを語るにおいて決して忘れてならないのは、momoさんが北海道出身であることです。最初は僕はてっきり大阪の人だと思っていたのですが、プロフにもあるとおり北海道出身のmomoさん、あの伝説のイベント"TEENAGE BABYLON"の出身であります。
TEENAGE BABYLONでDJしていた人の中には、現在北海道を離れていてしまっても、自分の今の地で、その地のビンテージ音楽シーンを盛り上げている人が他にもいます。OSAKA TWIST & SHOUTのもうひとりのクルー、OKADAさんもBABYLON出身。

これはヌードレストランのあるDJ氏がおっしゃっていたことですが、この2人が来てからの関西のシーンはがらりと変わったと。まさにこのお二人が関西のシーンを活気付け、今までとまったく違う姿に変えたのだと言っていました。

それは関西にいない僕でも感じることができます。特にmomoさんのイベントへの意気込み・バイタリティは本当に凄いといつも感服しています。momoさんのblogを皆さん是非一度ごらんになってください ↓

http://ameblo.jp/momo-manjuu/


・・・・ところであるヌードレストランDJ氏にいつかmomoさんの話をしていたとき、僕は

「momoさんのイベントへの意気込みは、本当に凄い、その気迫は怖さすら感じるくらいですよ!」

と言ったのが、なぜか

「momoさんの気迫が怖い」

       ↓

「momoさんは怖い」

とどうも間違った形でmomoさんに伝わってしまったらしく、僕がmomoさんのことを怖がっているとあらぬ誤解を生んでしまったこともありましたが、誤解ですよ、momoさん(大汗)!!!

なんと今回初めての東京でのDJとなるmomoさん、その最初のDJが僕らのイベントであるなんて本当に誇りに思います、うれしいです。プロフ画像にもあるとおり、とても可憐なmomoさんですが、選曲はもうガチンコ!JUMP~JIVEからPOPCORN R&B、色んな音が飛び出すでしょう、皆さん是非お見逃しなく!!

そして大阪に行くことがある際は、機械があれば是非OSAKA TWIST & SHOUTに遊びに行くことをオススメいたします。心斎橋のCLUB STOMPにて開催されております。


さあDOTS'n'LINE第一回は、週末土曜日の開催!





2012年12月10日月曜日

DOTS'n'LINE出演者紹介その③ Stompin' Riffraffs

DOTS'n'LINE出演者紹介第三回は、ゲストバンドのStompin' Rissraffs!!




Stompin' Riffraffs


Rockabilly~Garage~Surfサウンドのフォーピース・ロックンロール・コンボ。2008年より現メンバーとなる。
Late50's~Early60'sのFratrockを彷彿させるセンスと気狂いステージパフォーマンスでジャンルと国内外の地域を超えて、驀進している。
2012年の活動としては2月Spain~UKツアーを"Rockin Race Jamboree"(Malaga, SP)で開始、"Lost&Found"(London, UK)にて終演。11月アメリカWFMU Record Fair関連イベントに出演(NJ/NY, US)。
同年リリースは2月に4曲収録EP"Bizarre"(Sleazy Records/SP)・10月"Knock Down"他全5曲収録ミニアルバムCD(Bizarre Men Records/JP)・11月スプリットシングル"Baxx sisis & Stompin' Riffaraffs"(Killer Diller Records/US)



いろんなイベントにひっぱりだこ、最近はヨーロッパやアメリカでもライブをしている(!)、今ノリにノリまくってるバンドStompin' Riffraffsが出演します!!

ベースのリエさんとは実はけっこう古くからの知り合いでありまして、前々回で紹介したMaruさんがDJしていたWhisky A Go Goに僕が通うようになったころ(二十歳とかそこら)、そこでゲストDJとしてリエさんがDJしていたのです。

その頃の僕といったら、非常に鼻持ちならない人間であったと思います。今思い出すと自分でも自分をブン殴ってやりたいくらいです。だからイベントとかに遊びに行っても、なかなか友達ができなかった。本当、あの頃友達いなかったよ俺。その時に話しかけてくれたのがリエさんだったんですよ。

リエさん、ありがとうございます。


だから最初はバンドの人ではなくDJの人という認識でしたね。

好きな音楽が60s以外でもいろいろ共通していたのですぐに仲良くなれたのですがその後はちょっと疎遠になって、再会したのは僕がDJをするようになった4年前くらいで、その時はリエさんはStompin' のメンバーでした。

最初にStompin' のライブを観たのはその頃だったと思いますが、どこでだったかなあ。UFOかな?ちょっと思い出せないのですが、その後も何回も観ていまして、そのたびにカッコよさにノックアウトでした。

ギター・ボーカルが男、あとのメンバーが女性というのはかなり変わった構成だと思うのですが、このバンドの面白いというか凄いというかカッコイイのは、女性陣がとにかくワイルドであること!そして唯一の男性(男前)がどちらかというと女性的な華やかさというか、妖しさがあるということです。
上のアー写みても、男性はオットコマエだし女性陣はセクシーだしそんな感じはぜんぜんしないと思うのですが、この四人がステージに立つとまるで性別が逆転したかのような、不思議な感覚を覚えます。もちろん女性が女性らしくないとか、男が男らしくないとかそういうことでは全然なく、彼らのステージは女性がもともと持っているワイルドさ、男性のもともと持つ妖しさが最大限引き出されているのでしょう。そして彼らはそれを意図してやっているのではなく、とても自然にそうなっている、どうしてもそうなってしまう(笑)という感じがします。

特にオルガンは本当にワイルド!!!僕が昔DJしていたイベントに彼らが出演したとき、彼女はタンバリン(!)で鍵盤をがんがんぶったたいていたのが印象的でした。足でピアノを弾いたりとか鍵盤にナイフ突き刺したとかは知ってますがタンバリンで叩くのははじめてみた。終わった後、タンバリン、割れてた。

そして最近はプロフにもあるとおとりレコーディングや海外でのライブなどを精力的に行っているそうで、英国でライブをした際にはKEB DARGEとも共演したとのこと。
まさにDOTS'n'LINE第一回の開催に、これ以上ふさわしいゲストバンドはないだろうと思えるStompin' Riffraffsが登場です!

初めてみる方もそうでない方も、きっと引き込まれること間違いなしです!必見!!

DOTS'n'LINE第一回は今週末土曜日の開催!!





2012年12月9日日曜日

DOTS'n'LINE出演者紹介その② Kazegg

DOTS'n'LINEレギュラー陣紹介第二弾はKazeggです!






Kazegg

1982年福岡県生まれ。2004年渡英し、MADAM JOJO'sの大人気パーティーである"LOST & FOUND"に度々DJ出演する。2011年に帰国、同年のKEB DARGEとANDY SMITHを招いての"LOST & FOUND in JAPAN"開催に尽力、DJとしても参加。そして"DOTS'n'LINE"前身パーティーである"Stormer."に加わる。
現在は六本木A971で毎月第一土曜に開催の"BOOGIE SHACK RHYTHM & SOUL CLUB"と、不定期開催の"BANG ON!"でDJ。そして2012年年末のKEB DARGE JAPAN TOUR"開催を"BANG ON!" CREWで成し遂げる。
DJでは主にLONDON仕込みのRockabilly,Rockin' Blues,Titty Shakerをプレイ。寡黙なたたずまいの中にも気迫と情熱を感じるプレイは必見である



このプロフ、本人に頼まれて僕が書いたんですが、こうやって見てみると彼と最初に会ったのは彼が英国から帰国したときですからまだ2年も経ってないんだなあ。なんかもうずっと前から知ってるような気がする・・・・。

そういうわけで、KAZ君は昨年のLOST & FOUND in JAPAN以来、そのすぐ後から、DOTS'n'LINEの前身である"Stormer. Underground Black Music Dance Communication"に加わってもらい、ずっと一緒にやっているわけなんですが、まさに今回のDOTS'n'LINEの立ち上げの原動力になった男であります。彼がいなければこういう展開にはならなかったでしょう。

同年代で同郷ということもあり、親しみを感じるやつなんですがプロフにもあるとおりとても無口、寡黙な男でありまして、いつも会うときも、いままで実はそんなに話しこんだりってことがなかったりします(笑)プライベートで会ったことも一度もないなあ。いつも現場でしか会ってない男KAZです。男らしい関係だと勝手に思っています。

しかしロンドンでのプレイを経験してるだけあって選曲の審美眼はさすがであります。主にRockabilly,Titty Shaker等の50sをプレイする彼ですが、そこらへんに親しみのない人でも惹きつけるDJをする男です。

それって本当に難しいことなんですよね~~。

そして普段はちょっととっつきにくい雰囲気すらある彼ですが、実は本当に気さくでいい奴なんでご心配なく!

そして今月の末に、札幌・神戸・福岡・広島そして東京で敢行されるKEB DARGE JAPAN TOURにも彼は"BANG ON!"のCREWとして参加しているのです!

KEB DARGE東京公演は24日(月祝)、クリスマスイブに渋谷ROOMで開催されます!




12/24 KEB DARGE JAPAN TOUR 2012 IN TOKYO!!

X'mas Eve Special !!@ The Room Shibuya
17:00 ~ 23:00
¥2000 (W1D)

Special Guest DJs :
Keb DargeGO From-Tokyo Shimizu

Djs
Kazegg,Mackob and Daimon
from Bang On !!

Woooh, a legendary DJ, "Keb Darge" will be spinning some mature tunes in Tokyo for X'mas !!
MAKE SURE U GET YOUR ASS DOWN THERE!!



これは本当に必見ですよ!僕ももちろん遊びに行きます!


そしてDOTS'n'LINEはついに今週末の土曜日、15日開催です!