2016年12月30日金曜日

牛島兄弟 「だれかの映画史」

おひさしぶりです。

2016年ももう終わりですね。

なんとも長い間、放っていたブログですが、みなさんにお伝えしたいことがあり復活させました。

実は、最近弟と同人誌をつくりました。




題名『だれかの映画史』
文・絵 牛島兄弟
編集 河内卓(北と南)
デザイン 中村道高(tetome
価格 600円(税抜)


現在、下記の店舗で現在販売しております。(今後も増えていくかもしれません)(増えて欲しい・・・)

【東京】
タコシェ(中野)
Amleteron(高円寺)
Title(荻窪)
百年(吉祥寺)
古書ビビビ(下北沢)
B&B(下北沢)
SUNNY BOY BOOKS(学芸大学)
H.A. BOOK STORE(蔵前)

【名古屋】
ON READING

【京都】
ホホホ座

遠方にお住まいの方で欲しいかたがいらっしゃいましたら、荻窪のTitleさんで通販の取り扱いがあります。


また、直接自分に連絡いただければ、送料無料で通販いたします。
下記のメールアドレスにご連絡ください。折り返し、詳細を連絡いたします。




内容は、ぼくが書いた文と、弟のイラストやコラージュ作品を載せています。
テーマはタイトルにもある通り「映画」についてですが、ある映画をみたときのごく個人的な思い出や、ある映画を観たときの自分の状況だとか、考えていたことだとか、もしくはなにも考えずにぼーっとしていたこととかについて書いています。
そう、つまり『映画史』の本ではなく、映画を通した『自分史』といえるような内容の本となっております。

そんなの、普通は有名な評論家とかが死ぬ前にやるもんなんじゃねえの?って話ですが、うーむ。そうですよね。
そうなんですよね・・・・・
そこらへんのいわゆる「自己満?」との葛藤については、書いてる最中も、完成したあとも自分の中にあったのですが、一応自分の中では着地点というか、見出しておりまして、実際の本の「あとがき」にその辺のことを書いているのでよろしければ是非ご覧ください。



そもそもの話のスタートは、ぼくの大学時代の同級生である河内くん(現在は出版社につとめるプロの編集者です)が主宰する文芸同人誌である「北と南」に、僕が寄稿していたのが始まりでした。
その文章が、読んだ人に(なぜか)好評だったらしく、河内くんが「ウッシの文章で一冊作ってみよう。そしてそれは、ウッシ弟とのコラボにしよう。」と言ってくれたのです。

SNS黎明記のミクシィの頃から、ぼくは機会があればわが最愛の芸術家である弟の芸術作品を(勝手に)アップしており、それを見た周囲の人からは好評をいただいてました。
河内くんもその一人で、弟の作品に注目してくれていたのですが、一昨年前くらいに何かのきっかけで急に3人で会って飲むことがあり(本当に偶然でした)、それで河内くんに弟のことを紹介できたのが大きかったのではないかと今思います。
そのときは何について書くのか、さっぱりでしたが、3人でミーティングを行い、その際に河内くんが「映画でいこう。」とアイディアを出してくれて、それはうすうす我々も「まあ、映画しかないんじゃない」みたいなところがあったので、それで行こう。と「だれかの映画史」はスタートしました。

そこで、最後のピースである、デザインの中村さんの登場。中村さんもプロフェッショナルなデザイナーとして、「北と南」のデザインを手がけておられましたが、「だれかの映画史」にも快く参加してくださることになり、これで間違いなくいいものができるぞ!という確信が持てるようになりました。
中村さん自身も大の映画好きであり、ミーティングの際は4人で映画談議に熱が入りすぎて話し合わなければならない事が後回しになり、最後にささっと「じゃあこれはこれでいいよね」「うん、いいよいいよ」と決めてしまったこともしばしばでした。笑

とにかくお二人には感謝してもしきれません。ぼくらのようなぼんくら2人では何もできなかったと思います。河内くん、中村さん、本当にありがとうございます。

弟の作品制作とぼくの執筆は平行して行われましたが、お互い特に打ち合わせとかはなく、出来上がったものを見せ合ってはいましたが、それぞれ勝手に描いて書いていた感じです。
本当に長い時間がかかりました。多分最初の原稿を河内くんに送ってから、完成まで1年半はあったと思います。弟の爆発する創作ペースに対し僕の執筆ペースがとにかく遅く、弟からけっこう怒られました。ごめん、弟(もうなんども謝ってる気がするけど・・・)。

さすがというか、弟の作品も素晴らしい会心の出来です。(画像は1ページ目)








ユニット名「牛島兄弟」はなんとなくぼくが決めた感じですが、なんのひねりもない割にいろんな方から好評です。誰かが僕らをこう呼んでたような記憶があり、誰だったけなと思ってましたが完成してから思い出した。福岡にあった、変なニューウェーブや現代音楽なんかに強いレコード屋さん(今はネットオンリーになっているようです)に、高校の時に弟とよく行ってたのですがそこの店主さんが僕らのことをよくこう呼んでいたのだ。その店主さんからからはグルッポ・スポーティヴォ(オランダのニューウェーブ)や伊武雅刀の「子供たちを責めないで」とか教えてもらいました。なつかしい。

弟と一緒に何かを作るのは、初めてのことだったので、とにかく楽しかった。また機会があれば是非やりたいです。

先月23日の勤労感謝の日に、東京流通センターで開催された「東京文学フリマ」にて販売開始して以来、読んだ方からはご好評をいただいてます。ありがとうございます。

↓「東京文学フリマ」にて。左・ぼく、右・弟。わざわざ足を運んでくれた友達もいて本当に嬉しかった・・・






「自分はその頃どうしていたかとか、自分の『映画史』はどうなるかとか考えた」などの感想をいただきとても嬉しいです。
あとがきにも書いていますが、まさに狙いはそこなのです!
なんというか、ぼく個人のことよりも、読んだみなさんがそれぞれ自分たちのことを振り返る機会になってくれたらうれしい。

そこにはきっとかけがえのない瞬間があるはずなのです。

まったく無名の、素人が作ったものではありますが、我ながらとてもいいものができたと自負しております。
値段もかなり低めに設定しましたので、ぜひ多くの方に手に取っていただければと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。



再度、取扱い店舗一覧です。



【東京】
タコシェ(中野)
Amleteron(高円寺)
Title(荻窪)
百年(吉祥寺)
古書ビビビ(下北沢)
B&B(下北沢)
SUNNY BOY BOOKS(学芸大学)
H.A. BOOK STORE(蔵前)

【名古屋】
ON READING

【京都】
ホホホ座

遠方にお住まいの方で欲しいかたがいらっしゃいましたら、荻窪のTitleさんで通販の取り扱いがあります。

https://title-books.stores.jp/items/58454d539821ccc4ff003250

また、直接自分に連絡いただければ、送料無料で通販いたします。
下記のメールアドレスにご連絡ください。折り返し、詳細を連絡いたします。

pointblanksoulagitation@gmail.com


全部売れないたぶん次はないので汗、どうぞよろしくお願いいたします!


牛島兄弟・兄