という歌がデイヴィッド・ボウイの曲(”Changes”アルバム「HUNKY DOLY」収録)にありますが、僕はこの曲が昔から大好きでことあるごとによく口ずさんでいます。歌詞もすばらしい。大好きな「ブレックファスト・クラブ」という映画の冒頭にもこの曲の歌詞が引用されています。
僕が特に好きだったのは「Don' t want to be a richerman.」というくだりで、そうだ、俺は絶対に金持ちになんかにならないぞ、だから金はなるべく持たないようにしよう。と、はっきり決意したわけではないものの、その時点ですでに生まれてから自分は一切貯蓄というものをしたことがなかったため、ちょうどいいや。とばかりにそれ以来、とにかく手にした金はなるべく早く使い切るようにと、服、レコード、本、ナイトクラビングなどに対して攻撃的に費やし、たまにはまだ手にしていない金も費やし、やがてはまだ手にしてない金を使うのが常習化し、ある日なんかは洋服屋でかなりの大きな買い物をして、王侯貴族のようにふんぞりかえって店員にこれでヨロシク!とクレジットカードを差し出したら使用不可になってて恥をかいたりといった日々を送った結果、クローゼットがほとんど着ていない服であふれ、レコードや本やビデオDVDなどが部屋を覆いつくし寝ることもできなくなって廊下で寝てた時期もあったという有様でした。
ハウリン・ウルフの曲に「ベイビー、俺は、大金持ちだなんて言ってないぜ。ただ、大金持ちみたいに金を使っちまうんだ」というのがありますが、そんな感じだったというと、格好よすぎるが、とにかく生まれてこの方僕は貯蓄というものをしたことがない。この一点のみにおいて、僕はうまれてこのかた、いわゆる、「ブレてない」。後は、たいがいブレてばっか。
でもデビッドボウイが言ってんだから俺は正しいんだ、マイホーム、マンション、マイカー、ホームシアターなんか知ったことか、と生きてきてそろそろ29歳になりますが、少し前にたまたま手にした雑誌で、70年代のデビッドボウイがものすごい大きなお屋敷をバックに、ものすごい高価そうな椅子にゆったりと腰かけ、カメラに向かって非常に気品と余裕に満ちた、寝場所には特に困ったことはなさそうな笑顔を向けているのをみて、さすがに「あれ・・・?」と思うようになりました。
ボウイはこの曲で人間は変化していくことから逃れられないのだ、と歌っていますが、僕ももちろんそう思います。人は変わっていく生き物です。そして、そうでありながらどうしても変わらない、変えることができない部分もあって、この二つの矛盾した性質を抱えつつ、どっちつかずでなしくずしに生きていくのが人生というものではないのかと思っております。あっやべえ屁こいちった
なんで急に人生の話なんかになってしまったんでしょうか・・・。いろいろ思うところが、あるんじゃないですかね!?
というわけで「または堕落したモダニストによる攻撃的消費生活」と銘打っておりますこのブログですが、なんで堕落したモダニストであるのか、なぜモダニストは堕落するのか、という話はまたいつかするとして、いったいどうしてこんな刹那的な消費生活を送るようになってしまったのかを説明してみました。ロックの歌詞なんて、まじめに聴かないほうがいいという教訓話ですね!
さて、そんなこんなですが、なんとわたくし来月広島でDJしてきます!!
RICH DOUGHNUT
2012.6.2.SAT
@Sea Cake Style
22:00 start / 1,500YEN W.1DRINK
[GUEST DJ ]
uCjima from TOKYO (Stormer/Stormville Records)
福岡県出身。英国ノーザンソウルムーブメント、
Daisuke Nishida from FUKUOKA (Soul Dressing, I・60’s)
Afro-Tee率いる老舗ソウルイベントSoul Dressingから、
Yuichiro (7inch Hunters Hiroshima・I ・60's)
Matsumoto (COVENTRY)
Koki (SeaCake Style)
Shimizu (PRECIOUS TIME)
What’s “RICH DOUGHNUT”?
広島市は流川を中心に不定期開催中のノーザンソウルオールナイタ
モッズムーヴメントも過ぎサイケデリックムーブメントも去ろうと
イギリス北部、マンチェスターのクラブ「ツイステッド・
毎週オールナイターで踊り明かすアンダーグラウンドな文化があり
そこで踊っていたのは労働者階級の若者たち。
彼らが好んだ音楽はテンポの速い60~70年代のソウルでした。
ノーザンソウルとはアメリカ北部でつくられたソウルのことも指し
音楽そのものを指すというよりも、
誰も持っていない程の希少価値の高いレコードを、
彼らはノーザンソウルDJとしてクラブを盛り上げ、
アンダーグラウンドな文化を築き上げたのでした。
そんな先人たちの想いを受け継いだノーザンソウルをメインに据え
2011年から不定期にスタートした”リッチドーナツ”。
ノーザンの感覚を受け継ぐモダンソウルや、ファンク、R&
各々が熱くフロアーを盛り上げます。
★当日、会場にて「リッチドーナツTシャツ」販売予定!★
またゆっくりと書かせていただきますが、本当に楽しみです!!
では、またノーザンソウルでお会いしましょう!
PS 「自分はぜんぜんブレてないぜ」とおっしゃる御仁に言いたいのは、ブレてばっかりであることが、ブレてなさである人間もいるということです。チッチッチッチッチェンジズ!
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